会員の著書、「マンガでわかる百人一首」ご紹介

稲門書道会会員、本多秀子(旧姓:阿武 昭和60年卒)さんの著書のご紹介です。

著者、あんの秀子さんより 書籍のご紹介

マンガでわかる百人一首
マンガでわかる百人一首

卒業するときには国文学とは訣別したものと固く決めていたのでしたが、社会人になって本の編集などにたずさわるうちに、ふたたび日本の文学や日本語といったテーマに強い関心をもつようになりました。三十歳をすぎて母校の教壇に立ったのがきっかけで、2004年に『人に話したくなる百人一首』(ポプラ社)を上梓。和歌や歌人についての教科書的な解説よりも、新たに読み直すことで発見した小倉百人一首のおもしろさ、四季や恋に彩られた和歌の世界の豊かさを伝えることに重きをおき、歌番号という一般的な流れではなく、連想のままに構成したものです。2009年には、歌人のプロフィールや歌人どうしの関係、歌にまつわるエピソードを中心にした『百人一首の100人がわかる本』(芸文社)を出しました。歌人を「色好み」「恋する女」「オタク」「謎の人」といったグループに分けているのが特徴です。
 百人一首をトータルで知ってもらうための本として2010年に刊行されたのが、写真で紹介している『マンガでわかる百人一首』(池田書店)です。親しみやすいマンガと古典の雰囲気をよく伝えるイラストに、言葉の意味や文法のポイントも手際よくおさえ、和歌の世界や歌人について知るためのコラムも充実しています。池田書店は気のきいた実用書を出すことで定評のある出版社で、この秋からお正月にかけて書店に再び並ぶ予定です。
 さらにこの秋11月中旬に、競技かるたを題材にした超人気マンガ『ちはやふる』(末次由紀/講談社)の登場人物が活躍する『ちはやと覚える百人一首(仮題)』が発売されます。できあがり次第ご案内します。乞う御期待! 
あんの秀子

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